2006年9月末、
まだまだピチピチの30歳であったわたしは
ひとりで松本からバスで新穂高へ行き、
わさび平に前泊。
翌日、5:25小屋を出て笠新道で上がり、
11:19 笠ヶ岳へ登った後、
来た道を戻り、15:30鏡平到着する。
今、考えてみると
よくまぁ、ひとりでそんなに歩いたものだ。
この山行の記憶と言えば、
わさび平で一緒にお風呂に入った、
神戸から来た方のこと、
(ご夫婦でいらっしゃっていて
翌日、鏡平でまた合流した。
わたしが笠ヶ岳を登頂したことを喜んでくれた)、
笠新道に入る時、まだ真っ暗だったからクマが出ませんように、と
祈ったこと、
鏡平からの槍穂の絶景、くらいで
笠新道がきついとか
笠ヶ岳から弓折岳への稜線とか一切記憶にない。
去年、蝶~常念を歩き東側から
槍穂を望んだので
今年は西側の鏡平からの絶景を子どもと共有しようと
このコースに決定。
ところで、東京オリンピックでは
バドミントン混合ダブルスで渡辺・東野ペアが
見事銅メダルを獲得。
3位決定戦の試合は超人的な動きと
男子のスマッシュをいとも簡単に返す東野に魅了され、
この二人に関するネット情報を目を皿にして追いまくる。
試合直後のふたりの抱擁が素敵すぎて
馬鹿みたいに何度も見てしまった。
女子シングルスののぞみちゃんも
あかねちゃんも体を張ってシャトルを追いまくった。
結果には残せなかったものの、
「絶対に勝つんだ」という彼女たちの強靭な意思と、
どこかの国の選手のように汚い言葉を叫んだりせず
真摯に、自分に1mmの容赦もなく必死にシャトルを追う姿勢に
わたしも
年齢を言い訳にせずに
バドミントンも山も、もう少し自分に厳しくしないと、と
強く、強く思いました。
2021年8月1日 曇りのち晴れ、のち曇りのち雷雨
前日、奥飛騨温泉に前泊し、3時起床、4時出発。
無料の駐車場はまだ空きがあり、ラッキー!
4:28 ヘッデン付けて出発
あ~、戻ってきた!
15年ぶりの新穂高、だいぶ変わったな
風穴、天然のクーラー♡
笠新道入口
2日後、ここに無事に下りて来られますように...
6:09 わさび平
すいかが丸ごと冷やされている♫
わさび平小屋
ここにきて、なぜ今回ここに前泊しなかったんだろう、と
この素敵な小屋に思い至らなかった
自分の不甲斐なさを嘆く。
7:45 秩父沢
雪渓から流れてくる、天然のクーラーが有難い♡
青空も見られた。
ドラマ「ハコヅメ」にはまっている小学6年生と3年生の娘たち。
オヤジ臭が漂う刑事課に入る前に
そのにおいをかぐまいと
ヘリウムガスを吸ったかのような声で話す
戸田恵梨香と永野芽郁のセリフを繰り返す次女。
この山行中、このやりとりをたぶん50回くらい
繰り返し、聞いたので
帰宅後、そのシーンを見て
ほとんど感動した。
暑すぎず、時折雪渓からの天然のクーラーを浴び
ひいこらひいこら登っていく。
鏡平まであと1時間の位置にある
シシウドガ原と
イタドリヶ原を勘違いして
まだ2時間弱ある!とガックリ
「あと500m」
この表示にどれだけ喜んだか
クルマユリにもほっこり♡
あと5分、まじっすか
10:20 鏡平山荘
かき氷、600円X3人=1,800円
最高においしい♡、と思いながら食べ始めたものの、
曇ってきて
たっぷりかいた汗も冷えてきて
食べ終わる頃には
寒くなる( ̄口 ̄)!
チェックインしたあと、
去年、増築した方の部屋に案内され
その設備の豪華さにたまげた!
トイレも、洗面所も、部屋も、布団も
ホテルですか!ってくらいきれい、
設備が整っているし、手を拭くペーパーもあるし、
うがい用の紙コップまで!!
到着したときは曇っていて何も視界がなかったものの、
7時に館内放送があり、
「槍穂が見られます」!!
そうそう、これを娘に見せたかったの!
次女は、なんにも感じてなさそうだったけど
長女は感激していたよう。
絶景を共有するのはある程度、年齢が上がらないと駄目なのかしら。
それとも
個人の問題かな。
コロナだからと
談話室使用不可、マンガもなし、だったので
マンガを楽しみにしていた
子供は心底失望してた( ̄口 ̄)
部屋でひたすら寝るか、ゴロゴロするしかなかったけど
それでもぐっすり、たっぷり眠れました。
Day 2につづく