7年越しの御来光@雲取山頂
2015年 01月 22日
2008年2月にさっちーとともちんと、その神々しいまでの美しさに魅了された雲取山頂での御来光。
以来ずっと、ず~っとまた拝みたいと、夢にまで見たあの御来光。
7年越しの夢がようやく叶いました(≧∀≦)
前回11月のお泊り山行の前日に、長女に週末不在の旨を伝えると
「置いて行かないでー!!」と大荒れだったので
今回もなかなか言い出せずにいると、彼女の方から
「母ちゃん、山行くんだってねえ」と、平然としていた(*´Д`*)ノ
子どもの成長は早い!
2015年1月17日 土曜日 晴れ後雪
さっちーとの山は1年ぶり(≧∀≦)
北海道から九州まで百名山踏破を目指し、冬も毎年ヤツに入り、
年々着実に逞しくなっている彼女に果たして付いていけるかしら。
久しぶりの奥多摩駅は山ヤさんたちがわんさかいる。
8:35 奥多摩駅発 鴨沢行きバス
バスはぎゅうぎゅう詰め、この人たちみんな雲取に行くのかしら!?と
訝ったものの、六ツ石や鷹ノ巣に行く人たちが次々下りていき、鴨沢で降りたのは10人くらい?
9:23 鴨沢 スタート
おしゃべりしながらゆっくり登っていく。天気は最高(≧∀≦)
10:00 前回は金曜日、会社をサボって贅沢にタクシーでここ、小袖乗越からスタート
最初からしっかり雪がついているが、しまっていて歩きやすい。
前回のお泊り山行の時は、しょっぱなから苦しくてしんどくて、
こりゃあもう引退だ、腹括れと言われている気がしたが、
今回は急登ではないし、歩きやすく、ずっとしゃべりながら登ったので、全然呼吸が苦しくない。
カメも驚くほどのスーパースローペースなので、
後から登ってくる人々にごぼう抜きされるも
全く意に介さず、自分達のペースで、色々と話しながら登り続ける。
以前なら一刻も早く先に進みたい一心で猪突猛進し、
登っている最中はお互い会話不可能な距離で各自のペースで歩んできたが、
もうそんな体力も意欲もさらさらなく、ゆ~っくりの~んびり登っていく。
これがまた心地よい(´∀`)
このユルさとノロさを心地よいと思える自分がまた新鮮で、マルくなったもんだと褒めてやりたい。
体力的問題以上に、精神的にもはやもうソロ山行はあり得ない、と断言出来る程、マルくなった。
…な~んて、5年後くらいにはまたソロでガツガツ歩いてたら嬉しいかも(´∀`)
12:56 七ツ石分岐
ここまで来たら、山頂は目と鼻の先…と思い込んでおり、
実際はまだ全体の2/3程度だと知る由もなく、な~んだ、わたしまだまだイケるわ、と誤解する(*´Д`*)ノ
ブナ坂に入ってから雪が舞い始め、徐々に風も強くなり、奥多摩小屋に着く頃には風も強く、顔が凍る(*´Д`*)ノ
14:22 奥多摩小屋
小屋の中にお邪魔して休憩。風がないって平和で幸せ(≧∀≦)
一旦、ユルんでしまった後の強風が全身にシミる。
山頂を巻こうと思ったら巻き道にトレースなく、ここは無理せず登頂する事に。
目の前に聳え立つ最後の急登がきっついわ、と思ったが実際はそうでもなくえっちらおっちら
15:40 山頂避難小屋
当然、何も見えません(*´Д`*)ノ
16:00 雲取山荘
最後までアイゼンは要りませんでした。
合計歩行時間 5時間半
さっちーの松本のお友達4人が先に到着しており、合流して乾杯(≧∀≦)
みなさん、活きがよくピチピチしており、急登でもスイスイ登って行きそうで、とても一緒には歩け
なさそう。
とても、初めまして、とは思えないほど、宴は盛り上がっていたけれど、
非情な小屋のおじさんに「自炊始めちゃって、7時までには終わらせて」と邪魔され、
宴は強制終了。
雲取山荘のおじさん、ひとりはとても親切でよかったのだけれど、
ひとりはムスっとして、何かひとこと文句を言わないと気が済まない、と言う感じで、
客の我々に対してとても好戦的(*´Д`*)ノ
わたしたちがやっとの思いで小屋に到着し、ゼイゼイ言いながら靴を脱いでいた時には
「靴脱ぐ前に、先に受付して!」と一喝されるし(´д`;)
雲取山荘はいい思い出がたくさんあったのに、
このおじさんのせいでなんだかとても残念な山荘になってしまった。
自炊室はとても暖かく、さっちーが用意してくれたキムチ鍋が最高においしい(≧∀≦)
部屋は息が白くなるほど寒いけれど、自炊室は暑いくらいでようやくビールにありつけた。
至福(≧∀≦)
1月18日 日曜日 終日快晴
小屋に貼ってあった、日の出 6:49 を信じ6:10には出よう、と4:40 起床
気が付けば既に予定の時間を過ぎ、念の為、アイゼンもつけ6:17 雲取山荘出発
※でも結局、最後までアイゼンが必要な場所はほとんどなかった(´д`;)
風が恐ろしく吹き荒れ、オーバーパンツをはいてこなかったことを悔やむ。
6:51 山頂(≧∀≦)
残念ながら、日の出には間に合わなかったけれど、絶景を満喫。
富士山も南アルプスオールスターズも鮮明に見える(≧∀≦)ヒャ~
今年こそ聖に登る!!と宣言するさっちーは聖に向って「今年は行くからねー!」と叫ぶ。
わたしも負けじと「また行きたーい! 待っててねー!!」…いつかまた行けるといいな。
毎回、山行中は子どもが聞いている歌が頭を駆け巡るが、
今回のテーマソングは「おかあさんといっしょ」の「ブンバ・ボーン!」
アイゼンを履いた時はガニマタ、という基本を忘れぬよう、「ブンバ・ボーン!」の
「♪アルパカ アルパカ ちょっとオカピー」を
「♪ガニマタ ガニマタ ちょっとオカピー」に替え歌い、気分を高揚させていた( ̄∀ ̄)
にも関わらず、時々アイゼンをひっかけ、派手に転びそうになる。稜線だったら一大事。
いつまでも見ていたい絶景だけれども、風が全身くまなく冷やすので、断腸の思いで下山開始。
七ツ石は風が強く、寒くて、登りがしんどかった(´д`;)
今回、石尾根を選んだのは
①2006年2月に歩いた時の印象がよかった
②「脱獄山脈」と言う小説を読んで自分も歩きたいと思った、の2点であったが、
七ツ石で結構エネルギーを消費した感があり、その後は容赦なくピークを巻きまくる。
ずっと右手に富士山と南アルプスオールスターズが鮮明に見られるのは嬉しいが、
陽が燦々と照り時折暑いくらい(でも風が吹くと一気に冷える)で、照り返しによる日焼けが恐ろしい(´д`;)
巻き道にかろうじてトレースがあるものの、
積もったばかりのふかふかの雪がストックとアイゼンに乗り、ガツガツ歩いている気ではあったものの、
CTの1.5倍くらいはかかり、やっとの思いで
10:55 鷹ノ巣小屋
ここまで本当に長かった(´д`;)
ここで前日、石尾根を登って奥多摩小屋でテント泊した男性といっしょになる。
この石尾根を厳冬期用の荷物背負って登って、テン泊して石尾根を下りるなんて、
罰ゲームかスーパードMであるかしかありえない!
13:32 六ツ石分岐
歩けど歩けど、全然標高は下がらず、延々と水平移動、むしろ登っている感もあり、
行けども行けども同じような景色…(´д`;)
この夏、早月尾根から劔に行かなければならないわたしは、
この石尾根でぴいぴい言う訳にはいかない。
番場島の「試練と憧れ」に励まされ、既に早月尾根に取り付いているかの如く、
延々と続く下りにへたれそうになる自分を振い起す。
劔には子どもの頃にしか行ったことがない、というさっちーが
意外にも早月尾根に興味を示してくれるので、この夏は忙しくなりそうだ(´∀`)
下りらしくなってからは、両腿が「もう勘弁してくれー!」と悲鳴を上げる(´д`;)
15:13 下山
舗装された道に出て、もう下りはないかと思いきや、
直ぐにまた山道に入り、えっちらおっちら歩いていき
15:48 奥多摩駅
合計歩行時間 8時間
雲取山頂からの行程があまりにも長すぎて、山頂での感動が若干薄らいでしまった感があるものの、
ガッツリ歩いた感は満載(´∀`)
7年間、恋焦がれていた厳冬期の雲取山頂からの御来光と、
富士山から南ア・オールスターズの絶景も見られ、
石尾根も歩き切り、そして夏の目標も明確に定まり、出来すぎの2015年登り初めでした (´∀`)
by santa31_07
| 2015-01-22 23:49
| 山
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